実はあたくし、先日33歳の誕生日を無事に迎えることができました。
33歳なのに実質フリーターだし、オカマがこの歳になってもシワとシミが増えて美しさだけが減るだけだし、腰は痛いし、めでたいことなんてなんもねーわよ、と思ったけれど、皆さんに色々お祝いもしてもらい、化粧品なども頂いてありがたい限りである。
中でもDJ 1an氏に頂いたご自身のミックスCD「Beer Story」がとっても良かったのでずっと流している。
http://www.cribrecords.jp/data/cribrecords/product/20160826_fecbf2.jpg
普段はランちゃんと呼ばせてもらってるからランちゃんに戻そう。そんなランちゃんはGameboysのP.A.R.X.でもスクラッチを担当していたり、Rap brainsの「Girls tribe」で「民族のミンにメグムと書いてタミエです」とぶちかまして話題になっていたtamiさんのSpendin'でもスクラッチで参加していたり、精力的に活動している。
DJとしても様々な箱でひっぱりだこだし、あたしは土曜日はあんまりお出かけができない人なのでまだ行けてないんだけれどLove jones twoというイベントも主催していて気になっている。
下町界隈でも会えたり会えなかったりなんだけど、ランちゃんは歌モノが得意なので初対面の際にも「アンドレアマーティンが好き！」って話で絡んでしまったし、とりあえずR&Bでわかんないことがあったらランちゃんにきいちゃえ！って認識だ。(ちなみにHip Hopでわかんないことがあった場合はQuronn-Lab.のEL-Bonoboさんに聞きまくってる。)
そんなランちゃんの「Beer Story」はその名の通り、ビールを飲みながら聴きたい音楽というコンセプトの元に作られている。
どんなマニアックな音源が待ち受けているのだろうかと思ったが、蓋を開けてみればエリカバドゥやNas、プロディジー（モブディープ）にコモン、DAS EFXなどの名盤揃い。歌モノが多いのかと思いきや、ネオソウルとジャジーヒップホップがバランスよく散りばめられた素敵なミックスだった。
でもそれだけじゃない。FLOFILZなどヨーロッパ系のビートメーカーのオケを既存の名曲にかぶせたりしていて、どの曲を聴いても新鮮に感じる。やっぱりその辺はランちゃんのセンスがきらりと光っている。
そして聴いていて「あれ？」って思ったんだけど、クレジットを見たらgameboysのCHAPAHがばっちり参加して嬉しかった。しかもいつものあっけらかんとしたラップではなく、ちょっと大人なCHAPAHだ。いけるやん。それもflofilzのsippinからの流れがとっても綺麗なの。
そして古き良きhip hop時代特有の浮遊感で統一されているので、どこからスタートしても安定して聴ける。お酒を飲むときはもちろんなんだけど、服屋さんとかカフェとかのBGMでも全然問題ないクオリティ。でもやっぱりビールを飲みながら聴きたいかな。
クラシックなHip hopが好きな方はもちろんなんだけど、hip hop初心者にも気軽にお勧めしたい1枚でした。通販できるのでぜひ聴いてみてちょ。
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