それでいいっしょ

ゲイHIPHOPライター鼎のブログ

夏が始まっている。

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7月から仕事の都合で千葉の外れで寮暮らしをしていたが、久しぶりに東京に戻ってきた。

東京は暑い。
日光がギランギラン照り付けてくる千葉も暑いが、東京は建物やアスファルトのせいでこもった暑さになっている気がする。人の多さもあるかもしれない。
家を出て駅まで歩くだけで汗が噴き出る。
電車に乗ってしまえば冷房が効いていて癒されるが、また電車を降りてしまえば地獄が始まる。汗っかきにとって苦しい時期だ。熱が生命を奪っていくのを体感する。

毎日5時半起きだという点を除けば良い現場だった。動きの良いスタッフ、気心の知れた同僚、そこそこ涼しい室内、美味しいお弁当。ただ、早起きすぎて夜遊びがあまりできなかった。脱水も気になってしまう。

ようやく数日の勤務をこなして、今日は休み。
だけど夜には千葉に戻らなければならない。2時間ちょっとかかるその道のり。決して楽ではない。歳を取ると電車すら疲れるんだ。

 

昨夜はせっかくだから夜遊び(といっても飲み屋をうろうろするだけなんだけど)をしようかと思ったけど、久々の早起きデイズに疲れて早々に寝てしまった。
しょうがない。体が求めていた睡眠なのだ。


今日はゆっくりと起きた。沢山寝たおかげで疲れは取れたと思う。
冷房が効いているはずなのにうっすらと暑い室内。遮光カーテンでは遮ぎきれない強い日差し。身体はカラカラで自然と水分を求めてしまう。
もうすっかり夏なのだ。そんな当たり前のことをことをふと思った。

 

そして頭の中で勝手にエリーシャラバーンの"Say Yeah"が再生された。

youtu.be


あれは中学の1年だったか、2年だったか。
当時、ブラックミュージックというものにハマり始めた自分。夏休みを迎え、部活と塾の夏期講習ばかりだったが、合間に必死にブックオフに通った。茨城という文化の途絶えたエリアで自分の耳と勘だけを頼りにCDを買いあさっていた。お金のない中学生にはブックオフの中古CDは有り難かった。

そんな時に出会ったのがエリーシャラバーンの『Her name is』だった、元々avexのコンピレーションで"Don't wanna cry"にハマっていた自分。2ndアルバムの『elisha la'verne』は既に購入していて、1stも聴いてみたいと思っていたから嬉しかった。

 

すっごく良かった。
本当に日本人が作ったサウンドなのかという驚きと、エリーシャの声が持つ色っぽさ。派手さはないけど、どの曲も安定して聴けた。

 

"I maybe single"もよかった。

youtu.be

「シングルだけど一人じゃない」って歌詞の内容も良かった。
夏休みの間、ずっと聴いていた気がする。

 

そんな20年も前のことを思い出してたら、「あと夏休みは本も読んでたな」なんてことも思い出した。記憶がどんどんこぼれてくる。

吉本ばななが好きで夏休みは「N.P」をよく読んでた。あれも夏の話だったな。主人公の腹違いの姉か妹がキャミソールにホットパンツだったという描写をよく覚えてる。

 

あと図書館で色んなCDも借りて夏に聴いていた。
特に好きな曲はbabyfaceの”simple days”だった。

youtu.be

懐かしいな。もうすっかりおっさんになってしまったけど、良い時期だったな。受験勉強はしんどかったし、茨城の閉鎖的なコミュニティーの人間関係も嫌いだったけど、お香を買ったり、映画を見たり、自分の好きなものを少しずつ見つけていった気がする。

 

なんて懐古してたらあっという間に一時間たっちゃった。
だめだね、今日はいっぱいやることがあるんだ。
洗濯したり、知り合いのお店に顔出したり。


気が付いたら夏がすっかり始まっていたよ。
仕事は忙しいし、浮ついたロマンスもないけど、少しでも夏を楽しめたらいいな。

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