https://www.instagram.com/p/BdiYU96FX6K/
ついにリッキーマーティンが同性婚をした。
めでたいなあ。
リッキー・マーティン、2016年に婚約した芸術家の男性と結婚|ニフティニュース
あたしとリッキーマーティンの付き合いは長い。
中3のクラス替えのときに諒君という勉強もサッカーもできる男の子と仲良くなったんだけど、その諒君がリッキーマーティンのThe Cup of lifeが入ったアルバムを買ったので借りてみた。
わかりやすいラテンアルバムだったんだけれど、アメリカ向けに初めて作られたとかで、マドンナ参加のウィリアムオービット制作曲もあったし、ダイアンウォーレンの書いたコテコテのバラードもあった。何気にマライアの育ての親といっても過言ではないウォルターアファナシェフも何曲か参加していた。何故かメイヤとのデュエットも入っていた。何よりもLivin' la Vida Locaが流行りに流行っていた年だった。そしたらLivin' la Vida Locaをトラックマスターズがリミックスしていて、大好きというわけじゃないけど、あたしはまあまあ好きでたまに聴いてた。
その後、しばらくはラテンポップ路線だったと思う。J-Loやアギレラもスパニッシュアルバムを出していたと思うんだけど、あの手のラテンポップがあまり得意ではなくて、触手は動かなかった。
でも2005年にでたアルバム「life」は違った。これが中々面白かったんだ。Fat joeやエイメリーが参加。プロデュース陣はスコットストーチやウィルアイアム。なんていうかラテンポップをやめてレゲトンとかのクラブサウンドに寄ってきた感じだった。ビルボードもメインのチャートに載ることはなくなったけど、ラテン系のチャートはいつも常連になってて、安泰のポジションについた感じだった。まさにラテン界の大スター。
しかし良い男だなあってずっと思っていた。ラテン系で筋肉があって。だからホモっぽいなあって思ってたら本当にホモだった。
2010年にカミングアウト。海外の人がカミングアウトって珍しくもない感じもするんだけど、実はリッキーマーティンの祖国プエルトリコはホモフォビアでも有名な地なのである。同性愛者を狙った犯罪も少なくはない。実はあたしも一時期レゲトンやメレンゲにハマってた時があって、聖地プエルトリコに行きたいって息巻いてたんだけど、調べているうちにそういう土地ってことがわかって諦めたことがあった。
そんな背景をもつリッキーマーティンがカミングアウトするのはさぞかし勇気の要ることであったであろう。まあ、もうアメリカに移住してたから大丈夫だったのかな。
でも面白いなあって思ったのが、リッキーはその後も音楽活動を続けていて、どっちかというとレゲトンやEDMに寄せてきたのだ。もちろん、ラテンがベースにはなっているんだけれど、Daddy Yankeeみたいなレゲトンの代名詞なんかとも共演もしている。40を超えても衰えを知らない。年齢、そしてセクシャリティーの壁を越えて世界中で色々な人に愛されている。
そんなわけで結婚を記念しておすすめの10曲をピックアップしたい。HIPHOPが好きな人にもおすすめのチョイスでお届けします。
1 Livin' La Vida Loca Remix ft, Fat jon,Big pun,Cuban link
トラックマスターズによるHIPHOPリミックス。傑作、というほどではないけど、パンにファットジョーにキューバンリンクといった黄金の三人が参加してるのは聴く価値あり!
2 I Am ft.Voltio
2005年のLIFEから。スウィズビーツの盟友Sean Garrettがプロデュース!アッシャーの曲といっても違和感のないアップテンポなR&Bソングになっている。
3 I Don't Care ft. Fat Joe,Amerie
過去には初期ルーツ周りでも活動し、一時期はドレーの右腕を務めていたスコットストーチによるアップナンバー。当時は売れっ子だったエイメリーとファットジョーが華やかに曲を彩る。
4 It's Alright
こっちはあっさりと聴けるポップソングなんだけど、これもウィルアイアムが制作。局長はポップなんだけど、メロディーのあと引く感じはさすがウィルアイアムって感じ。ブリトニーあたりが歌ってもしっくり来そう。
5 Drop It on Me ft.Daddy Yankee
ブラック・アイド・ピーズのウィルアイアムにレゲトンを作らせたらこうなった!勢いの良いキャッチーな曲。ダディーヤンキーとの相性も抜群!
6 Frío ft. Wisin & Yandel
これもレゲトンの一人者、ウィシン&ヤンデルを迎えたレゲトン曲。これまでのラテンポップよりもこっちの路線がしっかりハマってるな。
7 The Best Thing About Me Is You ft. Joss Stone
ネオソウル界の期待の新生だったジョスストーンとも共演。ラテン勢が制作してるわりにはのほほんと聴ける穏やかなポップソング。心なしかリッキーの歌い方もネオソウル感がでてる。
8 Pitbull / Haciendo Ruido ft. Ricky Martin
本当はZUMBAの課題曲としてもお馴染みのMr. Put It Downを入れたかったけどなぜかアップルにないのでこっちをチョイス。ゲスト参加ということもあり、この頃からEDM感が強くなる。
9 Wisin / Adrenalina ft. Jennifer Lopez, Ricky Martin
J-Loと夢の競演!ホモとディーバの相性の良さが無駄に炸裂!これもEDM感強めだけどウィシンのMCのおかげでラテンっぽさがにじみでてる。
10 Vente Pa' Ca ft. Maluma
2016年に出た最新作ではラテンポップに回帰。といっても今風なので気持ちよく聴ける。若手の人気歌手Malumaを脇に従えてとっても嬉しそう。
もうあたしにとって、近所のお姉さんくらいの親近感が沸いてるリッキー姐さんがついに結婚。いやあ、めでたい。まさにホモ界の大スター。メインストリームからは退いた感のある彼だが今後も頑張ってほしい。