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【無料Web小説】 慶一郎の雄っぱい破裂大事件 -直子ワインハウスⅠ-

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「ふぐぅぅぅう」
慶一郎はチェストプレス90kgの10回3セットに挑戦していた。

 

慶一郎は三十を過ぎた頃、己の劣化に気づいた。若いころは痩せ型だったのに気が付けば腹だけ膨れ上がり、顎はたるみ、瞼も下がっていた。世間一般では決して男前と呼ばれるような顔はしていないが、腫れぼったい一重瞼とスポーツ刈りというホモにモテる風貌をしていたので若いころは男に困るようなことはなかった。しかし三十路を過ぎた慶一郎はただの冴えない中年に成り下がっていた。そういえばハッテン場に行っても誰ともヤレずに帰る日も増えた。これといった趣味もなく、仕事もぱっとしなかった。このままではいけないと危機感に駆られて近所のジムに入会した。

仕事が終わるのは遅かったが幸運にもジムが24時間営業だったので気軽に通うことができた。しかしスポーツらしいスポーツは10年以上していない。どのマシーンをしても10回もできないうちに力尽きた。それでも少しずつ少しずつ慣らしていった。最初は30kgから始めたチェストプレスもだんだんとこなせるようになった。グルタミンやBCAA、そしてプロテインなどのサプリメントも摂り入れた。その甲斐あってジム通いが6年目に入ったころにようやくチェストプレス80kgに成功した。もちろんチェストプレスだけではない。ベンチプレスも60kgをこなせるようになったし、ロータリートルソーやレッグプレス、バタフライなど一通りこなせるようになった。水泳やランニングも取り入れ、今では腹も凹み、胸や腕に適度に筋肉がついて体も逞しくなった。

 

それはゲイの出会いアプリで男たちを誘い出すには十分な筋肉だった。登録した上半身の写真につられた若者から「雄っぱい揉ましてください」とメッセージが来たこともある。男たちは慶一郎の大胸筋を皆嬉しそうに舐めあげながら勃起させていた。これが欲しいんだろう!と慶一郎は叫びながら彼らの顔にその大胸筋を押し付けた。そのたびに彼らは亀頭の割れ目から透明な液体を垂らしていた。それに味を占めた慶一郎は「もっと筋肉を」と余計にトレーニングに精を出した。

 

そしてその日も90kgのチェストプレスに取りかかった。より効率よくパンプアップするようにとトレーニングの前にシトルリンを2000mg摂取した。チェストプレスに腰をかけると向かいのバタフライには同じく筋肉自慢のホモがいた。常時、ケツマンコにディルドをくわえこんでそうな立派なホモ顔の男だった。こいつに見せつけてやるためにもなんとか90kgのチェストプレスを成功させよう、慶一郎のホモ魂に火が付いた。

 

「ぐううぅぅぅ」
大胸筋に力が込めてレバーを持ち上げる。一回、二回、三回、とゆっくりながらもこなしていく。腕の血管がそのたびに浮き上がり、大胸筋も膨れ上がった。しかしその時に慶一郎の胸に衝撃が走った。

 

「びっしゃああああああ」
大きな音を立てて慶一郎の大胸筋が破裂した。左胸だ。アンダーアーマーのタンクトップの奥では裂けた皮膚から大量の無色の甘い香りのする体液が流れ出した。そして小さな直子ワインハウスがタンクトップの裏からもぞもぞと這い出してきた。慶一郎は余りの痛みに途切れそうになる意識をなんとか保ちながら、ただ呼吸だけを繰り返した。

 

「大丈夫ですか?」
女性インストラクターが駆け寄り、床を這っていた直子ワインハウスを抱きかかえた。ただ慶一郎はその姿を眺めているだけだった。前足が3本、後ろ足が2本、男性器が2つ、女性器が3つの立派な直子ワインハウスだ。ちょうどそこにスタジオでズンバを終えた老婆が駆け寄ってきた。どうも定年を迎える前は産婆として働いていたらしい。インストラクターがズンバを終えた元産婆の老婆の手元に直子ワインハウスを手渡す。「あらーでっけえマンコだこと」ズンバを終えた元産婆の老婆は直子ワインハウスの膣を見つめてそう言うと慣れた手つきで体中の粘液を丁寧にタオルで拭き取り、静かに慶一郎に渡した。向かいでバタフライをこなしていたホモ顔の男は、アナルローズがばれたのかと思って一瞬体とアナルを硬直させた。

 

慶一郎は左胸の痛みを堪えながら力を振り絞って直子ワインハウスを受け取った。そういえば少し前に上野の24会館で頭の禿げ上がった40代のチャビーベアに生種を注ぎ込まれたことがあった。父親はきっと彼だろう。直子ワインハウスの顔をよく見たら彼にどことなく似ていた。そんなことを思っているうちに直子ワインハウスは慶一郎の胸の上を這いずり回り、まだ膨らみの残っている右胸の乳首にタンクトップの上からしゃぶりついた。

「こら、何も出ないぞ」と慶一郎は微笑みながら直子ワインハウスに話しかけて頭を撫でた。女のインストラクターがオプチマムのゴールドスタンダードホエイプロテインバニラアイス味をザバスのシェイカーに注ぎ、水で溶かして「これでよかったら」と慶一郎に渡した。慶一郎がさっそく直子ワインハウスにそれを与えるとごくごくと美味しそうに飲み始めた。女性インストラクターは感動したのか、目に涙を浮かべていた。


「よし、この直子ワインハウスを育てよう。名前はそうだ、『カゼイン』にしよう。カゼインがもう少し大きくなって立派な直子ワインハウスに育ったら一緒に筋トレに励もう。」
それは30代も半ばを過ぎた慶一郎に生まれた新しい夢だった。

 

ズンバを終えた元産婆の老婆はすべてを見届け、ボディアタックのレッスンを受けにスタジオに戻っていった。とても80を超えたとは思えない軽やかな足取りで廊下を歩いて行った。少し痛みが落ち着いた慶一郎は女性インストラクターに礼を伝え、床にほどばしった左胸の体液をタオルで静かに、でもリズミカルに拭いていた。

 

「キミニムチュー」「キミニムチュー」と元気に鳴く直子ワインハウスの声だけがいつまでもトレーニングルームに響き続けたのであった。<完>

 

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