就活が上手く行かず、派遣のバイトも現場があったりなかったり。なんか気も晴れなくて実家からの帰省要請をかわしていたら遂に先週の土曜日に両親が上京してきた。
めんどうだなあと思いながら谷中の商店街を案内する。うちの地元は田舎にありがちなショッピングモール発展型都市だもんだから商店街なんてない。両親は商店街を喜んで見ていた。おばあちゃんにどうかしら?と靴を見たり、30円でコロッケが買える惣菜屋を見ていたり、ミルフィーユを買ったり。
そしてうちのボロアパートについた途端、「コストコの豚バラ」「これはおこわ。チンしたらすぐ食べられるから」「ハンバーグは味付いてるから自然解凍して焼いて」とか言いながらバッグから食材を出してくる。
兄妹の近況やら同級生の近況やらどうでもいいことばかり話す。特に用はなかったけど、元気だったかどうか知りたかったらしい。
せっかくなのでバスで千住市場に向かい、カフェ食堂みどりに連れていった。千住市場の中には市場の新鮮な魚介類を出してくれる食堂がいくつもある。なかでもみどりは評判がいいんだけれど、名物のゆで豚&まぐろぶつやカキフライなどを頼んだら親が「安いのに美味い」と大いに喜んでいたのでよかった。
そして北千住で服も買ってもらってしまった。30過ぎてなにやってんだろうか。とちょっとへこみつつも親のありがたみを感じた。ここだけの話、ちょっと援助してもらいました。30過ぎて情けないけど、本当に助かった。
駅で見送る両親の姿は記憶よりもずっと小さかった。おじいちゃんとおばあちゃんの年齢だ。はやく親孝行してあげられるようになりたいな。
もうちょっと東京で頑張ってみるよ。
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日曜も夕方にまさかの父親からの呼び出し。もう、人をフリーターだからって暇人扱いして。まあ、暇だったんだけど。
前の職場のOB会で池袋で飲んできたらしい。すっかり泥酔してべろんべろんだった。やだな、酔い方までそっくりだ。同じことを繰り返して話してた。
谷中よりも千住か上野がいいかなって思ったけれど、結局千住のおとんばに。
うちの地元はもう車カルチャーだったから駅前を除いて居酒屋なんかほとんどなくって。だから父と家では飲んでてもサシ飲みをするのは初めてだったかもしれない。
おとんばはモツ屋だ。モツの串焼きにから揚げ、煮込みなんかを出してくれる。地元ではあまりモツ屋がないもんだから父は酔っ払いながら美味い美味いと食べてた。
「金の心配なんかするな」「焦らなくても大丈夫」などと慰めのつもりで言ってくれたのだろう。ありがたいけど、やっぱ情けないな。でもまあ、300円の下町ハイボールはとても美味しかった。
千鳥足で歩く父を駅まで送る。次会う時までには仕事見つかるといいなと強く思った。
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昨日は転職エージェントの面談に行って、派遣の面接をはしご。このコンクリートジャングルで生き抜く求職サバイバー。
とりあえず派遣だけでも決まってくれると週5がっつり働けるから嬉しいんだけどな。
さっ、がんばりますか。