それでいいっしょ

ゲイHIPHOPライター鼎のブログ

東京レインボープライドに行かないという選択

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週末は舎人公園でBBQしてきました。
あれ?東京レインボープライド行かなかったの?って思われる方も中にはいるかもしれない。鋭いね。行きませんでした。

というか10年以上ゲイライフを送っているんだけど、東京レインボープライドには行ったことがない。むしろ、去年と一昨年なんかは上野の下谷神社大祭に行ってしまったという下町っ子っぷりだ。

だって興味が湧かないんだもん。twitterを眺めていたらゲイから「道化になり切りすぎ」「色物売りしすぎ」なんて声もあったけど、単純に興味が湧かない。
そもそも代々木とか遠くない?なんて身も蓋もない言い方をしちゃってるんだけど、自分なりに理由を突き詰めたみたんだ。

『東京レインボープライド』は、 LGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)が、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現を目指すイベントの総称です。

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ってのがコンセプトなんだけれど、「差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会」ってのがある程度実現されちゃってるとあたしは実感してるからなんだよね、たぶん。

だって今年入ってから無職になって今までの社畜人生で失ってきたものを埋めるかの如く、ワイワイガヤガヤ遊んでいるけど、圧倒的にノンケ社会で遊んでる確率の方が高いよ。それは理由としてノンケ友達に恵まれてるってのもあるし、自分の好きな音楽の趣向もあるし、ゲイバーでの金銭的負担が大きいから行けないとかもあるし、そんなわけで色々あるけれど、その遊び場では窮屈さを感じたことはほとんどない。多少の気遣いとかはあるよ、そりゃ。でもそこはノンケ同士だってあるわけだしね。

まあ、社会生活においてカミングアウトしてないゲイからしたら一年に一度、好きな格好して「あたしはゲイなんですよ」って声をあげながら街を練り歩くことができるんだからそれはそれはさぞかし楽しいだろう。

でもさ、普段からカミングアウトできちゃう環境にいて気の合う仲間がいたら、年一で奇抜な恰好をして街を練り歩かなくても、そこそこ満足できちゃうワケ。あたしは閉鎖的な田舎に住んでるわけでもなければ相手の揚げ足を取ろうと日々息をひそめている大企業の派閥争いに身を置いてるわけじゃない。あたしがカミングアウトしたところで誰にも不利益が及ばない生活を送っている。その点では恵まれてはいる。時代的にもそういう時代になりつつあるし、もうあたしには人生を楽しむ権利が揃っちゃってると思うんだ。

まあ、カミングアウトが良しか否かって話は難しい話だし、それを別にしても本当に全てのゲイがその自分らしく前向きに生きてゆけたらいいねとは思う。それに一つのエンターテインメントとしてもああいうパレードがあってもいいんなじゃないかな?とは思う。

もっとさ、要領のいいオカマだったら、まずそんな面倒なことは考えないで「とりあえずお祭りだから楽しもうよ」って気楽に行っちゃうんだろうな。そしてそういう楽な子の方がやっぱモテるんだろうな。なんて邪推までしちゃうんだけれど。
だったらせっかくだから下谷神社大祭に行きたい。今年はBBQに行っちゃったけども、とことん下町のオカマなわけだ。

まあ、山の天気みたいに気分がコロコロ変わるあたしだから来年くらいには東京レインボープライドも行くかもしれない。気が向いたらね。
そんな下町ラバーなあたしは今年はちょっとこの辺でおみこし担いじゃうかも新米。その前に仕事探せよ、オラァって話なんだけど、今日はサーティーワンが100円祭だからとりあえず行ってきます。ナッツトゥユウ食べたいな。

 

追記

あれから色々考えてるけど、これだけゲイがみんなの身近な存在、ってとこまでこれたのはやっぱり先人たちがその存在をきちんと主張してきたからだと思う。今度は行ってみようかな。

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