あたしは残念ながら運動神経が悪い。
どのくらい悪いかっていうと、幼少期からドッジボールは両手投げしかできなくて、見かねた父親が小4の時に特訓してくれたおかげで片手投げができるようになったくらい。ドッチ弾平とか見てたのにね。サッカーもトウキックしかできないし、幼少期からスケボーを買い与えられていたけど正座で座って坂道を下って遊んでたばっかだから未だにちゃんと焦げない。
中学のスポーツ測定ではもっとひどい。ソフトボール投げは17mだったし、垂直跳びは30cm、右手の握力17kg。女かよ、否、オカマなのである。
水泳だけは10年続けていたので無駄にスポーツ心臓なのだが、タイムが伸びなかったのでジュニアオリンピックに出ている同期を指をくわえてみていただけなのであった。人並にできるとしたらヨガくらいか。あ、あとホッピングは得意だ。
でも下町って住んでみてびっくりしたんだけれど、エクストリームスポーツが盛んなのね。
特にBMX。ちょっとこれは引っ越してくるまで知らなかったんだけれど、関屋にあるムラスポパークでペルージャカップという日本一を決める大会まで行われていた。
去年実はペルージャカップに行ったんだけれども、ちょう面白かったの。あんなスピードでひょいひょいっと自由に宙を舞うんだもん。回ったり、跳んだり、自転車が身体の一部なんじゃないの？って聞きたくなるくらい、自由自在に操るんだよね。
両手でボールを投げていたあたしからしたらあのバランス感覚と筋力、そして自分が宙を舞えるって確信まで持ち込めるその想像力ってのは神様が与えてくれた能力だって思うよ。だめだ、あたしが自分で乗ったところを想像したところで、がっしゃーんとどっかにつっこんで鼻血流しながら号泣してる画しか浮かばない。
実はペルージャカップの他にもon itっていうイベントにも遊びにもいったことがあって、あまりにも感銘を受けたあたしは実の兄に「BMXやりたいんだよね」って相談したんだけれど「やめとけよ、お前原付でも車に突っ込んだことあるだろ」と言われたのでした。あったな、そんなこと。そんな兄の趣味はスケボーとサーフィンとロードバイクで、宮崎にサーフィン旅行に行ったりしている。んー世の中って本当に不公平。
ペルージャカップなんだけれど、特に感動したのが名物の一斗缶跳びだった。
何缶飛び越えられるかを競うんだけれど、男の子特有の逞しさと遊び心が集結していた。こんなかっこいいことされると、変な嫉妬すら覚えてしまう。
この動画もすごくかっこいい。
LibroのPVでもBMXが取り上げられててかっこよかった。
あとストリートじゃなくてフラットランドなんだけど、河村卓馬さんて人がヨガのイントラもしてて、シンパシー、ってわけなじゃいけど個人的に注目してる。バランスのとり方がすごくヨガ的なのだ。
自分でもできるエクストリームスポーツってなんだろうって考えたら、フライバーが浮かんだんだけれど、動画見たら結構厳しそうだった。
かっこいいんだけどね。
ズンバで我慢するしかない。
とにかく今から次のペルージャカップがとっても楽しみなのです。
