それでいいっしょ

ゲイHIPHOPライター鼎のブログ

オカマ、秋のSF祭り

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 Huluに入ってから風呂にも入らず、家事もせず、映画ばっかり見ているんだけど、30を過ぎてるのに今更SFが好きってことに気づいてしまった。というかこんなこと言ったら人間性を疑われるけど「人類の滅亡」「人類のパニック」「気持ちの悪い生き物」が見たいだけなんだって気づいた。でもそれを満たしてくれる映画はhuluでは「遊星からの物体X」くらいしかまだ出会えてないない。

 

今日は「TATSUMAKI -タツマキ-」って映画を見たんだけれど、タイトルからハリケーンでのアメリカの滅亡を想像してたら、科学者による人工天候操作テロの話だった。それはそれでおもしろかったんだけど、そもそも原題Strom warで、その名前の割には話のテーマが親子間の確執だった。そんでもって子供2人も理系出身なのにマッチョだし、その兄弟同士で科学者の女を巡って確執が産まれてるし、その女科学者も科学者のくせに喪女じゃなくて美女ってのがもうアメリカ映画っぽくていやだわ。科学者は喪女であるべき。しかも全然竜巻こなかったし、続きがありそうな結末なのに続きはないし、2011年なのに災害ネタだし、非常にモヤモヤした。ちなみに次男のWes Brownがめっちゃかっこよかった。そういえば帰国子女の知人がmixiにてセクハラ教授に攻撃したって内容の日記を書いていた時のタイトルは「HANGEKI」だった。「TEKKEN」みたいだなってなんとなく思った。

 

 

実は日曜日にも「世界侵略: ロサンゼルス決戦」を見てしまった。こっちは中々面白かったけど、舞台がロサンゼルスに限定されてしまうのでスケールの小さい話だった。でも陸上決戦で宇宙船滅ぼしたのは凄い。ってかニーヨが出てたのを今更知った。あとミシェル・ロドリゲスのトラック母ちゃん感がすごくて全女にも入れそうだった。なんか物足りないなって思ったらサンタモニカが全滅してるのに、そのパニックの様子が描かれてなかったんだな。

 

金曜は「UFO 侵略」って映画を見たんだけど、これがひどかった。今まで見てきた映画の中で一番ひどいと思う。主人公全滅で何を描きたいのかがわかんなかった。口直しに「ディープインパクト」を見たんだけれど、これもなんだかなって感じ。巨大津波は良かったけど、被害がさほど描かれてなかった。ってか昔若いころに見たなとか思い出して感傷的になってしまった。

その前はトムクルーズ版の「宇宙戦争」を見た。これはみんなパニックになってて面白かったけれども、原作に沿って舞台がイギリスになってるのがやっぱり現代にあってないとおもう。トムクルーズはやっぱりアメリカ人だ。でも戦争の描写は良かったよ。あと宇宙人が地球のバクテリアで死んでいった出落ち感がおかしくって「これでいいの?」とかにやにやしちゃった。そんなトムクルーズは無精子症なんだよな。そういえばアイズワイルドシャットを小説版で読んでムラムラした記憶がある。なのに無精子症。闇が深い。ちなみにそれを読んで、わざわざ仮面をつけさせられるハッテン場にいったことがあるが、思ったよりもいいもんではなかった。抱かれた相手が不細工だったらどうしようという不安に付きまとわれてイマイチ楽しめなかった。

 

やっぱり「遊星からの物体X」のお腹から触手が伸びてくる描写が最高に頭おかしくて好きだ。わき腹から足が生え、他の人間と癒着するところとか。

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あとはあたしはBlobが好きなんだけど、これも昔の映画なのであまり流通してない。もちろんhuluにもない。下水道からアメーバが突撃してくるとかまじで恐怖。

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あと寄生獣は原作から好きで、っていうとライトなサブカル厨だと馬鹿にされるから「風子のいる店で」から岩明は好きだったってちゃんと否定しておきたいんだけど、じゃあ実写版はどうだった?って聞かれたら「余貴美子の頭が割れるところが最高にクールだった」ってゆっちゃう。本当はザ・フライとか見たいのにhuluにないんだよ。もしくはトッドソロンズの暗くてすくわれない話とかが見たい。改めて悪趣味だなって思う。


あたしは田舎育ちで近所にもツタヤがなかったから本当に映画とは縁がなかった。スターウオーズもちゃんと見たことがないし、だからこそ今こうやってSF映画を見れる状況がとても楽しい。映画はアートだなんて思ったことがない。映画も小説版も娯楽だ。暇つぶしだ。だから「吉原炎上」と「バトルロワイヤル」と「愛のコリーダ」の物まねをして笑うんだ。旦那、やめてくだせえ、お嫁にいけなくなっちゃう。でもきっとそれは日常にドラマがないからドラマを求めてしまうのだ。だってこの二週間でアメリカの存続が危機に陥ってるとろこを10回くらい見てるんだもの。とても平和で良いことなんだと思う。

さて、次は何を見ようか。

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