それでいいっしょ

ゲイHIPHOPライター鼎のブログ

【ヒップホップ】 2020ベストソングin日本語ラップ

行く年来る年エックスジャパンのTOSHI田原のトシ!トシ、サッカー好きか?というわけでもうすっかり年末感があるけども、今年も2020BESTSONGzIn日本語ラップ の季節がやってまいりました。

2020 BEST SONGz In 日本語ラップ」ってのはJ-HIPHOP界隈でもカリスマ的人気を誇る音源リリース情報サイト2Dcolvicsが毎年やってる企画。ライターやプロリスナーにその年のランキングを決めてもらおうっていうものなんだけど、私もここ4年くらい参加させて頂いております。

というわけで10月くらいから今年のベストソングってのを意識するようになるんだけど、毎回毎回死ぬほど悩むの。
単純に「1年通してよく聴いた曲」もあれば皆に「こんなに良い曲あるよ」って知ってほしい曲もあれば、でも「これは私が推さなくても誰かが推すでしょ」とか思う曲もあったりしてとにかくすごく悩む。友達の曲だって選びたいし、私しか知らないっしょみたいな曲を掘り起こしてかっこもつけたい。もう胸中は複雑よ。下手な恋心よりも複雑だったりする。

そして今年選んだのはこんな感じ。

blog.livedoor.jp

 

ニトロ!ブッダ!ブーンバップ!!!
でもトラップ、そして歌もの!!!
バランス良く、でも自分らしい選曲ができたと思います。

今年は色々ありました。コロナ、仕事全滅、コロナ、コロナ。コロナで居酒屋閉店。お酒のめない。コロナ。薄暗いスモークが街中に立ち込めた感があった。そんな時に私の心を支えてくれたのはやっぱり音楽でした。

そんな音楽の中から特に好きだった20曲を集めてみました。プレイリストにもなってるから、もしHIPHOPに興味があったら聴いてみてね。

ちなみにベストアルバムはこんな感じ。

blog.livedoor.jp

 

来年はどんな曲に出会えるのでしょうか。
今からとっても楽しみでしょうがないです。

昔からCDのブックレットを読むのが好きだった

 

CDのブックレットを読むのが好きだった。
主に洋楽を聴いて育ったんだけど、特にクレジットを眺めるのが好きだった。買ったばかりのCDを1曲目から再生して、クレジットのプロデューサーを見る。R&BもHIPHOPも大体プロデューサーでサウンドが決まってしまうんだけど、好みのプロデューサーがいないか探す瞬間がたまらなく好きだった。もし好きなプロデューサーがいれば、その曲をすぐに再生した。もちろんジャケットの中の写真を見るのも好きだったけど、時々SpecialThanksの欄を見て、mamだのdadだなんて言葉が並んでると凄くアメリカっぽさを感じた。

ライナーノーツも同様。日本盤限定のインタビューやらそのアーティストの背景やらアルバムの解説やら、文字で知りたい情報が入ってくるのが楽しかった。今から20年くらい前の話なんだけど、その頃は今みたいにMTVやインターネットもなかったからブラストやBMR以外の、唯一の情報源だった。それらを眺めながらアメリカの音楽シーンを夢見た。

あの時の少年はとっくのとうにおじさんだかおばさんだかになってしまい、気が付けば細々と音楽ライターのようなことをしている。HIPHOPもR&Bも今では日本人のアーティストが沢山増えて、大分聴くようになった。そして今はそういうものについてよく書いたりもしている。

 

そしてこの度、一人のラッパーのブックレット用のインタビューを担当しました。
MAKI DA SHITというラッパーなんだけど、彼の面白いところは現役のお医者さんでありながら、ラップをしているというところ。医学生としてお勉強をして研修医になるも、MCバトルでそれなりに実績を残しながら音源をリリースしてきた変り種。

 

 

自分は本業がイベント屋さんで副業がライターって感覚なんだけど、ちょうどコロナでイベント業が減ってしまって、「ライターやります!仕事ください!」って騒いでたら声を掛けてくれたの。良い人。

お医者になるために、そしてラッパーとして音源を出すために、努力をひたすら続けてきたマキダシ君。そんな彼がお医者になるにあたって一つの区切りとして今までの代表曲+新曲3曲を収録したアルバム『ネイキッドキメラBEST』。あっこゴリラちゃんやMC松島も参加してます。

 


これまでWEB媒体がメインだったからCDの制作に関与するということも自分にとっても初めてだったので楽しくやらせてもらいました。本人から言葉を引き出して、でも「ここはこう言いまわした方がもっと伝わりやすいんじゃないかな」なんて相談しながら作り上げたインタビューです。

どれも良い曲なんだけど、1曲1曲にそれぞれマキダシ君によって込められた想いがあって、それを知ると曲ももっと好きになると思う。今はサブスクが当たり前になってて、すぐに聴けちゃうっていう軽さも良いんだけど、曲を聴きながらじっとブックレットを眺めて色々想像してもらうという楽しみも知って欲しい。ブックレットを読んできた自分としてはそういうお仕事ができてとても嬉しかった。

というわけでMAKI DA SHITの『ネイキッドキメラBEST』が6/24より発売。タワレコなどにも置いてあります。良かったら買ってみてくださいね。

 

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