男女混合のぶっとび音楽ユニットumanecoが遂に1stアルバム『ワンパクバンパク!』をリリースした。
リリースに先駆け、umanecoはFresh!「らっぷの時間。」に出演。はちゃめちゃで元気いっぱいのライブを披露。そしてトークではお下劣な企画のもと、メンバーのそれぞれの独特なキャラクターが光るコメント連発していた。既に視聴者から「カオス回」とのコメントが来ている。
umanecoとは
umanecoはトラックメーカー兼MCのDJののの、フィメールラップ界の元気玉:ペリカン。イケメンノンケのイチヨン、謎キャラじゅんやによる4人の合唱ユニットだ。ヒップホップはもちろん、ファンコット、バルカンビート、バイルファンキなど様々な音楽的要素をもつ多彩なサウンドが特徴。のののはRap brainsにも所属し、最近ではMACKA-CHIN「MARIRIN CAFÉ BLUE」のリリースパーティーのDJにも抜擢された。イチヨンもソロ活動、そしてじゅんやもチミドロというバンドで活動するなど、メンバー各々に自由に動いているという印象があるユニットである。
まだ活動し始めて日は浅いが、渋谷WWWで昨年12月に開催されたあっこゴリラのワンマンライブでumanecoがゲスト出演したことがシーンで認知される大きなきっかけとなった。「バギナ一週間血まみれ!」というめちゃめちゃな歌詞の歌をあっこゴリラと一緒に歌ったインパクトはとても大きかった。
そしてその前後もumanecoはコンスタントにMVをリリース。だんだんと知名度も上がっていたように思う。
umaneco - 美味的中国菜 (MV) - YouTube
楽曲制作も順調に進んでいるように思われたが、umanecoを悲劇が襲う。今年の1月にumanecoメンバーのDJ MAEZONOが急逝してしまったのだ。世の中というのはなんて残酷なのであろう。
Twitterなどで既に御存知の方がいるかもしれませんが、1月5日夜、umanecoのDJ maezonoが急逝しました。
— umaneco(うまねこ) (@umaneco4649) 2017年1月8日
昨日、maezonoの友人の方からお知らせがありました。皆、まだこの事を受け止めきれていません。
今はただ、心より故人のご冥福をお祈りいたします。
あたしはmaezonoとは面識がなかったので、正直に言ってしまうとあまり実感がわかなかったんだけれど、それを嘆き悲しむみんなの叫びを見ている方がどちらかというとつらかった。深い悲しみに暮れる彼らにどんな声をかけてあげればいいのかわからなかった。
まだ全然実感がなくて嘘でしょと思ってるのですが、先日umanecoのメンバーのmaezonoが急逝しました。可愛い可愛い私の後輩でした。まだまだ遊びたかったしもっと説教したかったし一緒にライブしたかったです。ご冥福をお祈りします。 https://t.co/5mjfeFp4oi
— DJののの (@satononono) 2017年1月8日
友達のmaezonoが死んじゃった。
— あっこゴリラ (@akko_happy_b) 2017年1月8日
最後にちゃんと話したのは、バイト先に来てくれて朝までmaezonoのどーしようもない恋愛話きいたときだっけ。いつもダメダメで本当にかわいい奴なんだよ。また会おうね。 pic.twitter.com/VUffXKoeXI
今思うとmaezonoは本当に多くの方に愛されていたんだなと思う。一度、話してみたかった。
しかしumanecoは決してくじけなかった。最近ようやく再活動を始め、まずは高野政所をトラック制作に迎えた「野球拳~夜のホームラン~」のMVを公開。これまでになかった早いBPMと奇怪なコスチュームと化粧で度肝を抜いた。
ワンパクバンパク!
そしてこの度晴れて1stアルバム『ワンパクバンパク!』をリリースしたのだ。ご機嫌に見えるアルバムだけど、悲しみを乗り越えて作られている。
そしてumanecoは決してmaezonoの存在を忘れてはいない。「らっぷの時間。」の中でも「5人目のメンバーが居ます」「見えますか」と心はmaezonoと一緒にあることをアピール。Twitterでもmaezonoに未だに語り掛けているところが涙を誘う。
@maezono マエゾノ、ラップの時間見てるか?😍
— umaneco(うまねこ) (@umaneco4649) 2017年5月21日
前園、ナタリーのったぞ~
— DJののの (@satononono) 2017年5月24日
1stアルバム「ワンパクバンパク!」は前述の「生理」の他、「動物占い」でもあっこゴリラを迎えた実に豪華な内容だ。
「どんき」「オンリージューク」など聴いているだけで元気に慣れそうなパーティーソングが沢山含まれている。
偏差値がとても低そうでニヤニヤするリリックばかりだ。しかしそれも決して悪くはない。maezonoの想いを背負ってこれからもumanecoは独自の世界観を表現し続ける。
ジャケットにもmaezonoがちゃんと描かれてのがまた泣かせてくれる。maezonoは永遠にumanecoのメンバーなのだ。ぜひumanecoの渾身の作品「ワンパクバンパク!」を聴いてもらいたい。
おまけ
イチヨン君が参加したpissもリリース。プラズマ君が良い味だしてるぜ