下町真理教の熱心な信者であるあたしはいつの間にか下町からでなくなってしまった。「渋谷は人混みが嫌いで、新宿も居場所がなくなって、三茶や高円寺はスカしてるから嫌いで、池袋は巣鴨プリズンがあったから怖くて」なんてどこにでも難癖をつけるようになり、「上野・浅草、まじ最高!秋葉や千住もちょう便利!錦糸町も居心地いい!なんなら山谷もイカしてる~!」なんていう下町経典を毎日熱心に唱えている。
でもね、温泉は別。もう西新井のSPAには飽きた!天然温泉に浸かりにたまにはどっか遠出したい!ということで宮前平まで行ってきた。宮前平?何それ、自殺の名所?No!それは高島平!
でもこれが驚くほど近かったの。上野から銀座線で表参道に行って、半蔵門線で一本。二子玉はお見舞いで行ったことがあったんだけど、そのちょっと先だった。
しかしこの宮前平、たいらって名の割には坂道の街だった。実は納豆と坂道と階段が大っ嫌いなあたしは「ヒーコラヒーコラバヒンバヒン」って言いながら必死に上ったんだけど、小高い丘の上で遂に発見。
温泉とは言ってるけど、スパって感じです。岩盤浴と天然温泉のあるスーパー銭湯かな。温泉だけなら1200円で、800円足すと岩盤浴もできる。
建物はこんな感じ。館内は撮影禁止なのでオヒシャルサイトから天才天災転載。
和風なんだけれど、内装のデザインが徹底されてた。天井から床まで流水が落ちてきたりとか。あと良い香りが館内に満ちていてどこを歩いても癒される。
さっそく岩盤浴に
まずは岩盤タイルの岩盤浴からトライ!
ホットヨガ歴は7年なのに実は岩盤浴は産まれて始めて。とはいってもサウナには馴染んでるからあんまり感動はなかったかな。床暖房に寝ている感じ。でもじんわり背面から温まる。
実はここのメインの岩盤浴は三種類ある。岩のタイルと石を敷き詰めたタイプと岩塩を敷き詰めたものと。30分くらいかな、岩のタイルで寝てたんだけど、石の方があいたのですかさず移動。じゃりじゃりいうんだけれど、実家の勝手口の方もこんな風に石が敷き詰められててなんか実家を思い出してた。まあそんなことはどうでもよくて、こっちは石が体にフィットする感じ。ただ如何せん暑い。冷え性の女の子とかならいいんだろうけど、普通に代謝のよいオカマだからもう汗だらだら。石の方がは10分くらいでギブアップ。
嬉しいことにマイナス温度の部屋があるので小休憩。本当に寒くて、体がすぐ冷えてしまい、また岩盤浴を求めてしまうサイクル。
せっかくだからと岩塩の方も寝てみた。白い小さい岩塩がたくさん敷き詰められてある。しかしこれも凄い罠が仕掛けられていた。自分が寝たところはなんとヒーターの真ん前だったのだ。熱いことこの上ない。でも冷えたからだがすぐに温まる。もうこの時点でシーツ用のタオルがびちゃびちゃ。こっちも10分くらいで早々とギブアップ。
まあ、毎日ヨガで汗びちょびちょだからそんなに感動はなかったけれど、でも岩盤浴はとってもすっきりした。汗をあまりかかない冷え性の人とかだったらとってもおすすめ。中にはいびきかいて寝てる人もいたよ!
本命の温泉
やっと本命の温泉。岩盤浴もよかったけどやっぱり温泉が一番。
ここの目玉は天然のナトリウム系の温泉にさらに炭酸を溶かし込んだネオ温泉、その名も炭酸琥珀湯。
これがちょうどいい湯加減で、シュワシュワと控えめに泡立って気持ちいいんだわ。しかも露天風呂だからちょうど外気が冷たくて、浸かっててものぼせすぎない。まるで気の抜けたコーラに浸かってるみたいだったけど気持ちよかった~。
もちろん炭酸のはいってないただの琥珀湯もある。そして室内には万年肩こり持ちの自分にはとってもありがたいジェットバス。冷たすぎない水風呂。バランスよくお風呂が配置してあって満たされる。しっかりどっぷり浸かってきましたよ。気持ちがいいぜ、宮前平!
仮眠ルーム
お風呂の後は仮眠ルームでお昼寝。やっぱりお風呂って疲れるもんねえ。ちょっと居眠りしてすっきり
食事処
小腹が減ったのでコーヒーゼリー。ビールとかもあったよ。うまそうだった
あー気持ちが良い一日でした。お風呂入りすぎてちょっと疲れたけれど。でも渋谷から一本でこんな施設に行けるなんて知らなかった。箱根とかに行かなくても気軽に温泉が楽しめるね。
あとやっぱりあれだね、こんな平日から温泉行けちゃうなんて無職最高!