勝負曲ある?って話題になったとき、真っ先に思い浮かんだのが、宮本典子の「My life~やりかけの人生」だった。
柔らかい音色にハスキーで切ない歌声。37年前の曲とは思えない。
プッシュ
あたし、もう全然時代背景とかわかんないけど、ディスコで踊り子として遊んでた宮本典子がグッチ裕三たちとバンドを組んで、デビュー計画が進んでたのに直前でとん挫して、ソロに転向。鈴木勲先生の指導のもと、プッシュというアルバムでこの黄金のAORソングを発表。そんな流れだったみたい。一応、歌謡曲も出していたりはする。
この宮本典子、他にも色んな曲を出してて、ラストトレインなんかは筒美京平作として名高かったりするんだけども、あたし的にはやっぱりmy lifeなんだよね。
そもそもこのmy lifeは笠井紀美子のカバーでそっちも良い。
この笠井紀美子も名曲ばっかり歌ってるんだけど、何よりも「ミニーリパートンの元旦那と結婚」って知ったときにすげえタマだなあって驚いた。しかもこの旦那さんも音楽プロデューサー。TAMANOKOSHI from JAPAN
この笠井紀美子の他の曲も中々いいんだけど、あろうことか高岡早紀が少し前にやりかけの人生をカバーしていて中々良かった。不倫騒動で旦那と別れて大奥で見事に復活した高岡早紀はまだまだ人生やりかけだってことだ。
mimiとして
話を戻すけど、この宮本の典子ちゃん。レコ大で新人賞とったりとかもしてるのにとっとと日本での音楽活動を終わらせて西海岸に移住。名前をmimiにかえて00年代にはアルバムを数枚出してる。これが結構いいんだ。
Joy love happinessもGTSがリミックスをして盛り上がったけど、その他の曲もドウェインリギンスがプロデュースをしていてびっくり!安室をダラスオースティンが手掛け、Doubleがブライアンアレクサンダーモーガンの曲を歌い、mimiがprod.ドウェインリギンスなワケ。大した時代だよ、00年代のR&Bバブルは。
そもそもmimiはアメリカでラリーグラハムのバンドに在籍してたってとんでもない経歴の持ち主なのだ。なのでクーリオがアルバムに参加してたりもしてた。でもあたし的にはmimiはso deepがほんっとうに良かった。これ高校時代かな、大好きだった。
というわけで皆さんもここぞという勝負の時には宮本典子を流してふんばってネ!